ハーブについて
〜 家庭で役立つ薬用ハーブ 〜


アイアムヒーリング

高見澤幸子

ハーブを暮らしに生かすため、 3回に分けて『家庭に役立つ薬用ハーブ』『暮らしに役立つハーブ(12)』を紹介したいと思います。 ピックアップしたハーブは、ガーデンセンターなどで入手でき、 気軽に育てられるものばかりを集めてみました。


 家庭で役立つ薬用ハーブ

    コモンセージ

長生きをしたかったら5月にセージを食べなさい 』と伝えられ、 また、ソーセージの中に古くから使われて、
お肉の保存にかかせなかったハーブ


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
春から夏にかけて葉を摘みます 抗菌、 消毒、 抗炎症、 収斂、 消化促進、 制汗

・消化不良、風邪、 多汗、 月経困難症に
ドライ 5gにカップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲みます

・喉の痛み、歯肉炎、 扁桃炎などに
上記のティーでうがいをします

・咳、外傷に
ドライ 15gをネットなどに入れて入浴剤として使います

  コモンタイム

 ギリシャ語の『燻す 』の意味から来た名前で、 古代ギリシャでは『彼はタイムの香りがする』というのは、
最高のほめ言葉だったそう・・・


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
地上部 夏から初秋にかけての開花時に地上部を摘んで乾燥させます 殺菌、 抗けいれん、 収斂、 利尿、 鎮咳

胸部感染症、過敏性大腸症候群に
ドライ 5gにカップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲みます



   コモンマロウ

花のハーブティーにレモンを加えると、澄んだ青色が優しいピンク色に変わることで知られているハーブ


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
葉、 5〜6月の開花時に葉と花を摘みます
(生、 ドライ共に使えます)
炎症保護、 収斂、 去痰、 利尿作用、 緩下作用

便秘、利尿、 胃炎、 気管支炎に
ドライの葉か花 5g(生の場合は15g)カップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを 1日3回飲みます

うがい、喉の痛みを和らげるために
上記のティーを濃いめに蒸らしたもの、または煮出したティーでうが いをします



  ジャーマンカモミール

古代ギリシャでは『地上のリンゴ 』と呼ばれたように、 フルーティーなリンゴの香りが特徴


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
5〜6月の開花時、 よく晴れた日に花首を摘みます(生、 ドライ共に使えます) 抗炎症、 抗けいれん、 鎮静、 鎮痛、 鎮痙、 健胃、 消化促進、 発汗

消化不良、 風邪、 過敏性大腸症候群、 食欲不振
ドライ 5g(または生15g)に熱湯カップ1杯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲みます

不眠
不安、 ストレスには夜に飲みます

・肌荒れ
ドライ 15gを濃いめに蒸らしたティーをお風呂のお湯に混ぜて入浴し ます

洗眼剤、結膜炎、 眼精疲労に
冷ましたティーで目を洗います

吸入剤、カタルや花粉症、 喘息、 気管支炎に
ドライ 5gに熱湯を注いで蒸らしたティーの蒸気を吸います



  フェンネル

古代エジプト時代から栽培されていたというフェンネルは、薬用にお料理に葉も株も種も使える活用大のハーブ


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
種、 葉は春から夏にかけて、 種は結実したあと果実が熟す前に茎ごと刈り取って追 熟させます 駆風、 催乳、 健胃、 鎮静、 鎮咳、 循環刺激、 抗炎症、 去痰、 利尿

胃腸を整えまた健胃薬として、 授乳中の母乳の分泌促進に
砕いた種 5gにカップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲み ます



  ペパーミント

少なくても30種類以上あるというペパーミント、 日本でも北海道で栽培されている『ハッカ 』が
海外にまで輸出されていることはあまり知られていません


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
地上部 春から秋 防腐、 殺菌、 解熱、 鎮静、 鎮痙、 抗炎症、 抗けいれん、 健胃、 制吐、 末梢血管拡張、 発汗、 胆汁分泌促進、 鎮痛、 駆風、 癒傷、

痢、便秘、 腹痛、 鼓腸、 吐き気、 乗り物酔い、 消化不良、 発熱、 片頭痛、 疝痛に
ドライ 5g(生の場合は15g)にカップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲 みます

外傷、発疹に
ドライ 15gを濃いめに蒸らしたティーをお風呂のお湯に混ぜて入浴します

気管支炎、風邪の初期に
ドライ 5gに熱湯を注いで蒸らしたティーの蒸気を吸います



  ラヴェンダー

ラテン語で『洗う 』という意味のラヴェンダーは、 その作用もさることながらシャープな紫色は目にもさわやか


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
開花時 抗けいれん、 循環刺激、 神経系の強壮、 抗菌、 鎮痛、 駆風、 胆汁分泌促進、 殺菌、防腐、 鎮静

緊張性頭痛、疝痛、 消化不良、 月経不順、 疲労回復に
ドライ 5gにカップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲みます

筋肉痛、肩凝り、 腰痛、 不眠、 鎮静に
ドライ 15gをネットなどに入れて入浴剤として使います



  ヤロー

戦時中の傷の手当に大活躍。古くから応急の止血剤として知られるハーブ


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
地上部 から秋 花は夏と秋 葉は必要に応じていつでも使えます 収斂 発汗促進、 末梢血管拡張、 消化促進、 解熱

上気道のカタルに
花の浸剤をティーとして飲みます。皮膚の湿疹には洗浄剤として外用します

鼻血止めに
生の葉をもんで鼻孔に入れます

切り傷、もみ傷に
生の葉をあてて包帯をします



  レモンバーム(メリッサ)

メリッサはミツバチという意味からきた言葉で、はちみつと同じ治療強壮作用をもつハーブ


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
地上部 春から秋 鎮静、 抗うつ、 消化促進、 末梢血管そくしん、 発汗促進、 抗ウィルス、 抗菌、 抗けいれん、 駆風

抑うつ症状、神経衰弱、 腹痛、 消化不良、 風邪やインフルエンザの初期症状に
ドライ5gをカップ1杯の熱湯で5分蒸らしたティーを1日3回飲みます の浸剤をティーとして飲みます。

肌荒れに
ドライを 15gをネットなどに入れて入浴剤として使います

不眠、発汗、 鎮静に
ドライ 30gをホワイトリカー250mlに浸したチンキ小さじ1/2〜1杯を1日3 回水で薄めて飲みます



  ローズマリー

ローズマリーの名前は『海のしずく 』を意味するラテン語に由来します。
海に面した岸地に青い花を咲かせる姿を連想します


利用部分 収穫時期 薬効 使い方
地上部 必要に応じていつでも使えます(生、 ドライ共に使えます) 収斂、 消化促進、 駆風、 殺菌、 利尿、 発汗促進、 胆汁分泌促進、 抗うつ、 循環促進、抗けいれん、 神経系回復強壮、 強心、 強壮、 健胃、 抗菌、 鎮痛、 血行促進

頭痛、風邪、 消化不良、 リウマチ痛、 疲労回復に
ドライ 5gにカップ1杯の熱湯を注いで蒸らしたティーを1日3回飲みます

強壮、利胆、 健胃に 肌荒れに
ドライ 30gをホワイトリカー250mlに浸したチンキ小さじ1/2〜1杯を1日3回 薄めて飲みます